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【プレスリリース】FreewillとAudio Metaverseが業務提携

ICTとデザインの力でサステナブルな世界の実現を目指す株式会社 Freewill (本社 東京都港区、代表取締役 麻場 俊行、以下「当社」)は、拡張現実メタバースで誰もが自然に対話できる世界を創造している Audio Metaverse 株式会社(本社:サンフランシスコ、代表取締役 井口 尊仁)と業務提携を締結し、エシカルマーケット tells market で音声メタバース機能を利用できる環境の実現に向け、共同開発を開始したことを発表しました。

 

生産者と消費者が語り合えるオープンなメタバース
パンデミック以降もリモートワークが全盛の今、音声コミュニケーションは依然と普及の一途を辿っています。一方、Web3ムーブメントの主役と目されるメタバースはVRデバイスの普及の遅れとゲーム以外のキラーアプリ不足でまだまだ一般化していません。
音声のメタバースという、ハードルがより低く日常的な音声コミュニケーションの新形態が tells market というエシカルマーケットと結びつくことで、生産者と消費者と直接接点を持てる新空間が生まれます。VRゴーグルとポリゴン空間でもたらされる従来のVRメタバースの非日常体験に比べ、3D空間音声を通じ自然に出会える環境はセレンディピティに満ちた、より豊かなコマース体験を可能にします。
 
本プロジェクト成立の経緯
サンフランシスコ拠点でオーディオメタバース開発と普及を進めているAudio Metaverse社では、今までスモールビジネスオーナーが音声空間で実に自然な接客と販売が実現できていると言う事実に気付いていました。
一方、多様で豊かなストーリーを通じエシカルな価値に共感することで全く新しい購買体験をもたらす  tells market は、Web3 時代に即した顧客接点作りを探っていました。そう言った時、両社のアドバイザーを務めるNPO法人ミラツク代表 西村 勇也が、それぞれの代表者 麻場 俊行と井口 尊仁の間を取り持つことによって、今回の提携が実現しました。
エシカルマーケットの本来有している人間的温かさと個性あふれる多様性を音声経由で、より対話的なコマース体験へと高める今回の業務提携は、世界に類を見ないチャレンジです。メタバースという、どうしても技術的側面でばかり語られる技術を、日常的な生産と購買とを繋げる具体的応用へと発展させることによって日本のエシカルマーケットの水準を引き上げるよう製品開発に邁進します。
 
両社の代表者コメント
Freewill 代表 麻場 俊行
日々日本の伝統産業をはじめ、世界各地でモノづくりに励んでいる生産者と自分が直接対話する中で、もしこの対話の輪にtells marketのユーザーの皆さんもメタバース経由で入れたら、とても素晴らしい価値を提供できると思っています。そして今この提携がもたらす未来の息吹にとてもワクワクしているところです。
 
Audio Metaverse 井口 尊仁
麻場さんと出逢って、tells marketを触った瞬間に、これは完全にゲームチェンジャーだな!と直感しました。その変革の大きなきっかけとしてオーディオメタバースが役立てたら本当に幸せです。テクノロジーは結局どれだけ人の幸福に役立てるか?ですから。
 
tells marketとは
「tells market」は買い物をするだけで森が増えるエシカルオンラインマーケット。後世に伝えるべきものを「エシカル」と定義し、「エシカルには物語がある」をコンセプトに作り手や職人の想いや原材料、製造工程などのストーリーを伝えることを重視している。環境や人にやさしい品物はもちろん、未来に継承されるべき伝統・文化も含め、日本の伝統工芸品や地域の活性化も支援する。
購入時に還元されるエココインは、使わなければ「森の苗木」として環境活動団体に寄付されるため、消費者はただのコンシューマーではなく消費と同時に森を生産する生産消費者(プロシューマー)となることができる新しい仕組みになっている。

 

Freewillについて

シリコンバレーに姉妹会社を持ち、ICTエンジニアリングとソーシャルサービス開発を行うIT企業です。「FREEWILL(自由意志)」に従った働き方・生き方がしたいと考える世代が活躍できる社内環境や自社サービスに取り組んでいます。2022年は17期目を迎え、日本はもちろんのことアジア、アフリカ、アメリカなど世界中から集まった約200名のスタッフが在籍。サービスを使えば使うほど森が増え、人類社会の豊かな生活と地球環境の共存共栄を可能にするSustainable eco Society(持続可能なエコ社会)の実現を目標とした「SPIN」を含む3つのソーシャルサービスを2019年12月にリリース。

企業HP:https://www.free-will.co
 

Audio Metaverseとは?
2014年にサンフランシスコで創業、2016年以降、北米中心に音声ソーシャル・アプリの開発と普及を進めている。特にCOVID-19が猛威を奮う中、2018年以降アメリカの視覚障害者中心に10万人規模へと普及した「Dabel」は、海外の視覚障害者団体によっても熱烈な支援を受け、音声の持つインクルーシブな価値を世界に知らしめる。2020年以降は製品ジャンルをWeb3メタバースの領域へと拡張し、個人が誰でも3D音声空間をブロックチェーン上に創造できるオーディオメタバース製品の開発へと歩を進める。この歩みはWIREDやJAPAN TIMES他、数多くのメディアに取り上げられ、視覚中心のメタバースの市場動向に大きな波紋をもたらしている。
 
代表 PROFILE
Toshi Asaba(麻場 俊行) 株式会社 Freewill 代表
15歳でアメリカの高校へ留学。19歳で45ヶ国以上をバックパッカーとして旅した際世界の現実を知り、地球環境と人間社会の共存共栄を果たすことを目指す。 24歳で東欧を中心に貿易事業にて起業。北米、アジア、EU を中心に活動後、様々な業界を経験したのち、日系/外資系でのSEを経験。国内IT企業にて世界中のサービスを検証、リセラーやアライアンスパートナーシップ、OEM 等で国内事業を展開。これらの経験を活かし、19歳のときから温めてきた構想を実現するため 、グローバルICT事業に特化したフラット型組織をつくるため2019年1月「株式会社 Freewill」を設立する。
 
Takahito Iguchi (井口 尊仁) Audio Metaverse 代表
連続起業家。1999年に株式会社デジタオを創業し、ブログによるデジタルパブリッシングを事業化。2008年、頓智ドットを創業し、ARアプリ『セカイカメラ』をリリース、グローバルに400万ダウンロードを達成し、社会的なムーブメントを巻き起こす。2012年、世界に先駆けてメガネ型コンピューターのスタートアップ「テレパシー」を創業、グーグルグラス対抗馬として熱狂的な人気を集める。2014年には、サンフランシスコでドキドキ株式会社を設立、Clubhouse 登場の一年前にソーシャルオーディオアプリ『Dabel』リリース。2022年3月には社名をオーディオメタバースに改め、Web3とARとメタバースを組み合わせた画期的製品のベータ版リリースを実現する。